一眼レフが必要なワケ

一眼レフが必要な場面は?

   スマホのカメラが高性能化する中、 一眼レフを持つ意義はただ“写真を撮る”だけでは足りなくなってきています。  もちろん、“画質が良い”というのは有りますが、特に一眼レフが本性を発揮する場面(スマホでは撮れない被写体)はどこでしょうか?以下に4つ挙げます。

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1.暗所

 スマホはセンサーサイズが小さい為、どうしても暗所ではノイズが酷く、使える写真は殆ど吐き出しません。その点、一眼レフはセンサーサイズが大きいので、iso感度を上げることが可能なため、暗所でもキレイな写真を撮ることが出来ます。

2.望遠域

 スマホのレンズは35mm換算30mm前後が多いので、望遠域はかなり苦手です。ズームは可能ですが、トリミングとしていることは同じなので、かなり粗くなります。  一方の一眼レフは望遠レンズを使用することで、200mm~300mm程度はキットレンズで。400mm~600mmは6万から10万程度のレンズで簡単に撮影出来ます。

f:id:earthcamera:20181119000608j:plain (7Dmark2、シグマ100-400) 400mmでF15を狙いました。さらにトリミングすると...

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ここまで写ります。トリミングしてもキレイな写真のままな点も、一眼レフのいいところですよね。

3.動体

 スマホのカメラはAFの合焦速度が非常に遅いです。人々がそれをあまり気づかないのは、スマホのレンズが広角域だからです。一度一眼レフを使うと、合焦速度にイライラしますよ。  それでも、風景などなら良いのです。スマホと一眼レフでも合焦速度は1秒も変わりませんからね。しかし 合焦速度が要求される場面=動体 では、スマホでは必ずといって良いほどピントが合わせられません。その点、一眼レフは機種にもよりますが、高速な合焦と被写体の追従が可能です。

f:id:earthcamera:20181119172635j:plain (7Dmark2、シグマ100-400)

時速1000キロを超えるT4も追従可能

4.自分の作りたい絵が出来る

 私の中ではこれが一番大切です。例えばスマホで夜景を撮ると、明るくてノイズのひどい絵を吐き出したりします。スマホにここまで求めるのは酷かも知れませんが...  一方の一眼レフなら、isoを出来るだけ下げて、絞りをF8まで絞りながら自分の思う通りの明るさ(暗さ)の仕上げることができます。  コレが私の思う一眼レフの持つ意義ですよ!!上手く撮れば被写体の実際の姿よりも美しく(自分の思った通りに)撮ることが出来ます。ですから、写真家が撮った絶景に憧れていざ行ってみると案外そうでもなかったということ、ありませんか?

まとめ

ここまでスマホでは撮影の難しい被写体について話してきましたが正直、多くの被写体は大判印刷やパソコンで見ないのであれば、スマホのカメラで十分だと思います。一眼レフは携帯性が悪いので持ち出すのがおっくうになってしまったら本末転倒です。撮りたい被写体に併せてスマホで割り切るのも一つの手かもしれませんね。  自分にあった撮影スタイルを見つけてくださいね!

ではまた!